検体検査

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血液生化学検査

「生化学検査」とは体液やからだの組織から検査の材料(検体)をとって化学的に分析し、健康状態や病気の程度を調べる検査のことです。体液の中でも、特に血液と尿は採取しやすく、生化学検査の主な対象となります。

血液生化学検査とは

血液を遠心分離器にかけると赤血球や白血球、血小板などの有形成分と液体成分(血清)に分離し、血清中に含まれる成分を分析するのが「血液生化学検査」です。その成分がどの臓器から出たかによって内臓、特に肝臓や腎臓の機能をチェックすることができます。

ただし、血液には各組織の成分が混じり合って薄められているため、どの臓器や組織から出た成分か、全てを確定することはできません。でも、ある程度は推測することができるのです。

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どんな検査をするの?

血液生化学検査では主に血液中に含まれるたんぱく質や糖質、酵素などの成分を検査し、肝炎や脂肪肝、糖尿病、各種のがん、高脂血症の有無を調べます。

  血液生化学検査 基準値
肝機能 GOT グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼの略で、アミノ酸の合成に必要な酵素です。この値が高い場合は、肝炎や脂肪肝などの肝疾患や心疾患などが疑われます。 13〜33IU/l
GPT グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼの略で、最近は「ALT」と呼ばれることが多いようです。GOTと同様、アミノ酸の合成に必要な酵素で、この値が高いときは肝臓病が疑われます。 8〜42 IU/l
ALP 血清中のALPは主に肝臓や骨、骨盤小腸などから出てきた物です。胆汁の流れが悪くなると上昇し、肝がんや肝炎、骨軟化症などでも増加します。 100〜325 IU/l
γ-GTP 腎臓や膵臓、肝臓、脾臓などに多く含まれる酵素で、胆石や胆管の病気などで胆汁の流れが悪くなると血液中に急増します。また、アルコールや薬剤による肝障害にも敏感に反応します。 男性 0〜50 IU/l
女性 0〜30 IU/l
ZTT ZTTは「クンケル混濁試験」といい、血清中の蛋白の性質を調べる検査です。肝機能に障害があったり、γ-グロブリンが増加したりすると高値になります。 4〜12U
TTT TTTは「チモール混濁試験」といい、ZTTと共に古くから肝機能のスクリーニングとして行われている検査です。慢性肝炎などのほか、膠原病や慢性関節リウマチなどでも高い数値となります。 1.5〜7 U
血清総蛋白 血清蛋白は通常一定の状態に保たれていますが、肝臓や腎臓機能の障害などで異常をきたすと、変動が起こります。この値が高いと「高蛋白血症」、低いと「低蛋白血症」とみなされます。 6.3〜7.8g/dl
腎機能 尿酸 通常は老廃物と一緒に排泄されるが、それが上手くいかなかったり、プリン体を含む食品を摂り過ぎたりすると尿酸値が高くなり、やがて結晶化して激しい痛み(通風)が起こるようになります。 男性 4.0〜7.0 mg/dl
女性 3.0〜5.5 mg/dl
尿素窒素 通常、尿素窒素は腎臓でろ過されて尿中へと排出されますが、急性や慢性の腎不全などで腎臓の働きが衰えると、ろ過しきれない分が血液中に残り、尿素窒素の値が高くなります。 9〜20 mg/dl
クレアチニン 血清中のクレアチニン濃度は腎機能障害の指標となり、腎機能が衰えるとクレアチニン値が上昇します。また、急性や慢性の腎障害やうっ血性心不全、やけどなどでも高値となります。 男性 0.6〜1.1 mg/dl
女性 0.4〜0.8 mg/dl
動脈硬化 総コレステロール 血中に含まれるコレステロールの総計で、血管の強化や維持に重要な役割を果たしています。しかし、この数値が高くなると動脈硬化を促進する危険があるので注意が必要です。 140〜219mg/dl
HDLコレステロール たんぱく質と脂質が結びついたもので、血管壁にたまったコレステロールを抜き取り、肝臓に運ぶ機能を果たしています。そのため、この数値が低いと動脈硬化が進行しやすくなります。 40〜70 mg/dl
中性脂肪 血液中ではエネルギーの運搬や貯蔵、臓器の組織の維持などに重要な役割を果たしていますが、増えすぎると動脈硬化や急性膵炎の危険因子となります。 50〜150 mg/dl
その他 血糖 通常、血液中のブドウ糖は一定の濃度に保たれていますが、インスリンの作用が弱まると血糖値が上がり、この状態が慢性的に続く場合は「糖尿病」とみなされます。 70〜109 mg/dl
血清アミラーゼ アミラーゼは膵臓と唾液腺から分泌される「デンプン」を消化する酵素です。膵臓に障害が生じて、十二指腸に通じる膵管が詰まると、上昇します。 48〜168U/dl
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