検体検査

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血清学検査

体内に細菌やウィルスが入ると抗体が産生され、からだを守ろうとします。免疫・血清学検査は感染によって生じた抗体があるかどうかを調べ、病気を診断する検査です。

免疫・血清学検査とは

「免疫」とは外部から侵入してくる異物(細菌やウィルス)に対して体内が抵抗する働きを意味し、この免疫反応が引き起こされるときに作られる抵抗物質が「抗体」です。免疫・血清学検査はこの抗体の有無や量を調べる検査で、病気の感染を診断したり、輸血の際に適合不適合を判定したりするのに用いられます。

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どんな検査をするの?

血清中に一定の病原体に抵抗する抗体ができているかどうか、できているとしたらどのくらいの量があるのかなどを調べるのが、免疫・血清学検査です。

  免疫・血清学検査 基準値
炎症・自己抗体 CRP 体内に炎症や組織の損傷があるとき、血清中に現れるたんぱく質の一種です。異常値を示す場合は細菌感染症やウィルス感染症、膠原病、心筋梗塞などの疑いがあります。 0.3mg/dl以下
RAテスト 膠原病の中でも特に多いとされる「関節リウマチ」を診断するため、血清中のリマトイド因子(RF)の有無を調べる検査です。陽性であれば専門医を受診し、追加検査を受けます。 陰性
抗核抗体 自己抗体の一種で、自分の細胞核を攻撃するものです。陽性であれば慢性リウマチや全身性エリテマローデス、シェーグレン症候群、慢性甲状腺炎、慢性肝炎などが疑われます。 陰性
アレルギー IgE アレルギー体質の診断および経過観察の目的で、IgEの総量を測定する検査です。IgEは免疫グロブリンの1つで、アレルギー疾患や寄生虫疾患などで高値を示します。 170IU/ml以下
特異的IgE抗体 アレルギーの原因となる物質を特定するために行われる検査です。体内にアレルゲンを投与し、それに対してアレルギー反応が起こるかどうかでアレルギーの原因を特定します。 陰性
感染症 HBs抗原・抗体 HBs抗原が陽性であれば今現在HBV(B型肝炎ウィルス)に感染していることを示し、HBs抗体が陽性の場合は過去に感染したことがあるものの、すでに排除されて抗体ができていることを意味します。 陰性
HCV抗体 HCVが陽性であれば、C型肝炎ウィルスに感染していることを示します。ただし、C型肝炎に感染しても1〜2ヶ月は血中に抗体が現れず、陰性となることがあります。 陰性
HIV抗体 エイズウィルスに感染しているかどうかを調べる検査です。ただし、これはあくまでスクリーニング検査であって、陽性と出た場合はさらに確認試験が行われます。 陰性
ASO ASOとは溶血性連鎖球菌が産生するβ溶血毒素に対して、体が作り出す抗体のことです。よって、この検査で陽性の場合は溶血性連鎖球菌の感染が疑われます。 120倍以下
梅毒血清反応 梅毒を起こす病原微生物「トレポネーマ・パリダム」に感染していないかどうかを調べる検査です。「STS」と「TPHA」という2つの検査方法があり、いずれも陽性であれば梅毒を疑います。 陰性
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血液型もわかる!

血液型もわかる血清学検査の1つに「血液型検査」があります。血液型は性格や相性診断の材料として用いられることも多いのですが、検査として血液型を調べる最大の目的は、安全な輸血を行うためです。

現代における輸血は非常に重要な治療の手段であり、中でも血液の病気に対しては必要不可欠な治療法といえます。また、大量出血を伴う怪我の際など、緊急輸血で命を取り留めることもできるのです。それだけに、安全な輸血療法の施行は現代医療の重要な課題の1つであり、血液型はそのための最も基本的な検査といえるでしょう。

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