生理学的検査

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血圧測定

血圧は健康診断時の環境などにも大きく左右されますが、健康のバロメーターであることに変わりはありません。血圧を測ることで、血管障害による疾患へのリスクを知ることができますよ。また、高血圧の状態が長く続くと心臓病や脳出血などの原因にもなりかねないので、注意しましょう!

どんな検査をするの?

血圧計心臓は収縮と拡張を繰り返すことで全身に血液を送り出しているのですが、このとき血管壁にかかる圧力を測定するのが「血圧測定」です。

  最高血圧 最低血圧
内容 心臓が収縮して血液を動脈に送り出す際、血管に与える圧力を「最高血圧(収縮期血圧)」といいます。高血圧の状態が長く続くと血管に高い圧力がかかったままになり、血管壁がもろくなって、さまざまな障害をきたします。 収縮した心臓が元に戻り、血液をためる間の血圧を「最低血圧(拡張期血圧)」といいます。低血圧では健康な場合が多く、さほど心配することはありません。
測定方法

まず、測定前は血圧に影響があるとされるものを避けましょう。食事や運動に限らず、喫煙やカフェイン含有物(コーヒーなど)の摂取は血圧を上昇させます。さらに寒いところから入ってきたり、冷たいものに触れたりした直後なども血圧が乱れやすいので、最低5分以上は心身ともに安静にしていてください。

また、正確な数値を導き出すためには、あらかじめトイレを済ませておくことも大切です。測定時はイスに座り、片腕に圧迫用腕帯をグルッと巻きつけます。その際、肘の関節を軽く伸ばして、帯の中心が心臓と同じ高さになるようにしましょう。

基準値 最高血圧の基準値は100〜139となっています。 最低血圧の基準値は60〜89となっています。
判明する病気 高血圧は脳卒中や心筋梗塞の最も重要な危険因子の1つです。これらの発症には高血圧以外に喫煙や糖尿病、脂質代謝異常、肥満、すでに患っている脳・心臓・腎臓などの病気が深く関与してきます。 低血圧はさほど心配ありませんが、あまりに極度なものだと心不全や貧血、大出血などを疑うことができます。ただし、それらの病態がなく、あくまで低血圧だけであれば治療の必要はなく、食生活で改善されることがほとんどです。
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高血圧の判定基準

日本高血圧学会が発表している「血圧の判定基準」によると、最高血圧140mmHgまたは最低血圧90mmHg以上を高血圧とし、さらに細かく分類されています。

分類 リスク群 収縮期血圧         拡張期血圧
至適血圧   <120     かつ     <80
正常血圧 <120     かつ     <80
正常高値血圧 130〜139    または    85〜89
軽症高血圧 低リスク 140〜159    または    90〜99
中等症高血圧 中等リスク 160〜179    または   100〜109
重症高血圧 高リスク ≧180     または     ≧110
収縮期高血圧   ≧140     かつ     <90
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高血圧と判定されたら・・・

健康診断で「高血圧」と判定されたら、血圧を下げるよう努力します。まずは喫煙や飲酒、過度のストレス、運動不足などの生活習慣を見直しましょう。この際、目標とする血圧は年齢や合併症の状態によって異なります。生活習慣を改善しても目標とする数値に至らなかったり、軽症でも他に動脈硬化のリスクになり得る病気を持っていたり、中等症あるいは重症の高血圧であれば、医師の指示に従って降圧剤を服用し、血圧をコントロールしてください。

目標とする血圧

対象 収縮期血圧           拡張期血圧
高齢者(60歳以上) 140mmHg未満    かつ   90mmHg未満
若年および中年者 130mmHg未満    かつ   85mmHg未満
糖尿病患者 130mmHg未満    かつ   80mmHg未満

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上手に付き合おう!

上手に付き合おう!一度「高血圧」と診断されれば、その管理から二度と逃れられません。降圧薬を一生のみ続けなければならない・・・と考え、治療に対して消極的になってしまう人が多いのも事実です。しかし、高血圧であることを自覚し、生活習慣の是正に心がけ、高血圧以外の動脈硬化の危険因子を改善しながら、定期的な通院と検診を行うことによって偶発する疾患の早期発見および治療に努めれば、高血圧がない人よりも健康で、なおかつ長生きできる可能性だってあります。「一病息災」という言葉通り、高血圧と上手に付き合ってくださいね。

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